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ダルビッシュの初登板初勝利の記事

この週末に、HDの古いデータを整理していたら、今から5年前に日ハムのダルビッシュが初登板初勝利をした時のニュースの記事を保存したテキストが見つかりました。
思えばダルビッシュの初勝利ってちょうど今やっている交流戦だったのですね。
この時のニュースに記事は今になって読み返していると、いろいろな思いが駆け巡ります。
特にダルビッシュの場合はプロ入り間もなく不祥事を起こしてしまっただけに尚更にそう感じるのですかね。
そしてこの後、あっという間に日ハムのそして日本を代表するまでのエースになってしまったのですからすごいですよ。
さらにこの試合のヒーローインタビューの最後のコメントがもっとすごいです。

最後に目標を聞かれて、

「(目標は)1軍に上がったばかりでよく分からない。夢は北海道日本ハムファイターズが優勝することです」

彼はこう答えていたのです。
この時はまだ日ハムが優勝するなんて夢のような話だったのですかね。
実際にはその夢は翌年の2006年には現実のモノとなったのでした。
そう考えるとやっぱりダルビッシュと言う選手はあらためてすごいのだなって感じますよ。

以下はその時のニュースの記事です。

ダルビッシュ初登板初勝利!12人目の快挙
<日本ハム8‐2広島>◇15日◇札幌ドーム

 プロ野球新時代を担うニューヒーローが誕生した。日本ハムのダルビッシュ有投手(18)が、連続被弾し惜しくも9回途中に降板したが、広島相手に9安打2失点で初登板初勝利を飾った。高卒ルーキーとしては、99年の西武松坂以来12人目となる快挙だ。故障で出遅れ、喫煙問題で謹慎処分を受け、華やかな甲子園時代とは一変した厳しい道のりだったが、「尊敬されるプロ野球選手に」の誓いを込めて、116球を投げ抜いた。改革元年の目玉であるセ・パ交流戦の最終カードで、堂々のデビューを果たした。

 スタンドの悲鳴とは対照的に、マウンド上のダルビッシュは苦笑いしていた。プロ初登板初完封まで、あと3アウトと迫りながら、新井、野村に連続被弾した。ヒルマン監督が投手交代を告げると、ブーイングに変わった。それでも初勝利は間違いない。「一番うれしい勝利でもあり、一番悔しい勝利」と語った心境で、マウンドを降りた。今度は、大歓声になった。

 遠回りだったかもしれない。2万4375人を前に、初めてのお立ち台に上がった。「いろいろ迷惑をかけたのでファンの皆さん、選手の皆さんにいつか、しっかりとお返ししたいと思っていた」と頭を下げた。

 甲子園で注目され続けたが、この日まで平たんな道ではなかった。1月の新人合同自主トレ初日に右ひざ関節炎が発覚した。水がたまっていた。キャンプで「焦りはない」と言い続けたが、あこがれのプロに入って野球ができない。高校2年から右肩痛の不安もあった。「もう投げられないんじゃないか」と思った。

 別メニューを続けていた2月沖縄キャンプでは、喫煙の不祥事で無期限の謹慎処分が下された。ファンから厳しい言葉が飛んだ。同月下旬、藤井仙台市長が「(楽天に)東北出身が欲しかったが、今はダルビッシュが入らなくて良かったと思う」などと話した。そんな中、「自分のやったことが悪い」と言い続けた。フォームなど図解入りの日記をつけ始めた。「絶対にはい上がる。だれからも尊敬されるプロ野球選手になる」と誓った。

 その気持ちは初回から表れた。先頭の福地を投ゴロに打ち取り波に乗った。カーブ、スライダー、シンカーと多彩な変化球でほんろうした。3、4、5回と走者を塁に出すが、併殺で切り抜けた。7回の1死満塁も「応援してくれるファンのみなさんを前に打たれたらアカンと思って、低めに投げた」と、直球だけで攻めピンチを脱した。

 力投するルーキーに打線が応えた。女房役の高橋信、チームリーダー小笠原、そして新庄が3本の本塁打を放った。5回までに大量7点を奪い援護した。先発陣のミラバル、金村がけがで離脱する中、交流戦最下位を脱出した。ヒルマン監督は「素晴らしい投球。まったく文句のつけようがない」と、たたえた。

 試合後、ウイニングボールを渡された。「スタンドに投げようかと思ったんですけど、お父さんが泣くので」と笑った。父ファルサさん(45)は、イランからプロサッカー選手を目指し米留学しながら、同じ右ひざ関節炎で断念した。夢を息子に託し、プロへの道を支え続けてきた。手をたたいて観戦した父に「今まで育ててくれてありがとう」と、お立ち台から感謝の言葉を初めて口にした。日本のエース松坂に並んだ。「夢は北海道日本ハムファイターズが優勝すること」と宣言した。道は始まったばかりだが、交流戦でさっそうと登場したニューヒーローが、プロ野球新時代そのものを象徴していた


デビュー戦で初先発初勝利

 05年6月15日、で初登板初勝利を達成。

 札幌ドームに詰め掛けた2万4375人のファンを前にしたお立ち台、期待されながら出遅れたことを冒頭で謝罪した。

 ダルビッシュ「自分はいろいろ迷惑をかけたのでファンの皆さん、選手の皆さんにいつか返したいと思っていた」。

 最後に目標を聞かれて

 ダルビッシュ「(目標は)1軍に上がったばかりでよく分からない。夢は北海道日本ハムファイターズが優勝することです」。

by ahaha-haha | 2010-05-31 00:08 | スポーツなど | Comments(0)
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